1.なぜ、レアーレの食器は、バイオマスを原料に使用しているのですか?
  普通のプラスチックとの違いはなんですか?

「軽さ」「落としても割れない」「人体に無害である」といった「高い安全性」「魅力的で自由なデザインが可能」「食器洗浄機と電子レンジに使用できる」「環境に優しいエコである」食器を開発するために、バイオマスプラスチック素材を選びました。

→バイオマスプラスチックとは木材、竹などのセルロースやトウモロコシなどのでんぷん、古米、古々米、麦など食品廃棄物等のバイオマスによって作られるプラスチック製品のことを「バイオマスプラス チック」と呼びます。植物などを原料としており、「微生物によって最終的に二酸化炭素と水に分解されること」、「塩素を含んでいないこと」、「燃やした場合燃焼温度 が紙と同じ程度」といった点が普通のプラスチックと異なっています。

弊社が開発中の竹バイオマスプラスチックの原料は上記後者の「燃やした場合、燃焼温度が紙と同じ程度」であり、ダイオキシンや有害物質を大気中に放出することがありません。

普通のプラスチックは石油を原料にしています。

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以上は岡山バイオマスプラスチック研究会  岡山県産業労働部産業振興課 ホームページより引用


 

2.なぜ、 レアーレの食器の原料を竹にしたのですか?

→(1)竹・笹は「抗菌」「抗カビ」「除菌」「防腐・鮮度保持」に優れた植物です。

 さらにセルロースという水に溶けない強靭な繊維質のバイオマス素材としても

 「強度」「耐久性」「耐熱性」に優れています。

 「食品が直接に触れる素材としての安全性」、「器としての利便性」の両方を併せ持った素材を選びたかったのです。

 竹はタケノコとして食料になり、笹は笹茶や健康飲料など、そして熊やパンダの食料として一般的に知られています。

日本人は大昔から竹を水筒、笹の葉でおにぎりを包むなど利用していました。また、現代でも竹のお弁当箱や箸、笹だんご、笹ずしなど口に入る食品包装や道具として、ともて身近な素材です。中国のちまきも笹の葉ですよね。

 また、竹炭は空気中の消臭、有害物質の除去から水の浄化、野菜などの鮮度保持など幅広く利用されている優れた植物なのです。

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 (2)さらに、再生可能な自然資源の有効活用を目的としています。

 竹はよほどの都心でなければみなさんのお住いのどこでも見ますよね。きれいに整備された

 竹林や荒れている竹林を見たことはありませんか?

 土砂災害などの自然災害や土地荒廃を防ぐために定期的に竹林の伐採が必要です。

 しかし、竹廃材(廃棄物)が大量発生し全国各地で問題となっています。

 

3.なぜ、 レアーレの食器の原料に、PP(石油系素材ポリプロピレン)を混ぜているのですか?

→人体に害がない高い安全性、耐久耐熱性、曲げ強度、容易な加工、軽さ、着色を目的にしています。

 ポリプロピレンは動物実験でも安全性が確認されてますし(日本プラスチック工業連盟ホームページ引用)、医薬品の容器・包装、バターの器やケチャップの容器その他、一般的に食品の包装に利用されています。

また「安全性」はもちろん「自然素材を活かし、品のある着色にできること」「軽く」「落としても割れない」「食器洗浄機と電子レンジに使用できる」食器を開発するために、竹とポリプロピレン(PP)を原料とすることにしました。



 

4.レアーレの食器の原料は安全ですか?

→多種多様なバイオマス原料の中でも、弊社が開発中の食器に使用する原料は、子供用の食器や玩具などの安全性について国で定める食品衛生法第16条の基準を満たした原料のみを使用しています。

 

5.レアーレの食器は熱いものや電子レンジで有害物質は溶け出しませんか?

 →弊社の使用するバイオマスプラスチック原料は先述の通り、国で定めた安全基準を満たしており、有害物質を含んでいません。

 なお、140度までの耐熱性試験を合格しており、電子レンジは使用できますが、140度を超える温度では使用できません。また、油分が多い料理は料理そのものが高熱になり、食器が劣化することがありますので注意が必要です。


 

6.バイオマスプラスチックの短所は?

(1)陶器・磁気・金属・通常のプラスチックに比べて、「天然自然由来の植物原料」のため産地、時期により見た目(色、品質)が100%完璧に同一にすることは難しい。例えば木の家具のように1枚1枚の板が同じ木目ではないように。1本、1本の竹は色や繊維の細かさなどは微妙に異なる。製品の色を濃く着色するほど均一にするのは難しくなる。